正義の反対は悪?
正義の反義語は?、と聞かれればたいていの人は「悪」と答えます。
これは、正解であり、不正解でもあります。
正義も、悪も、一つの視点から見たものだからです。
逆の視点から見れば、悪と、正義になります。
または、さらに他の視点から見れば、正義ともう一つの正義になります。
これが、答えです。
見方によってそれは、正義にも悪にもなりうるのです。
完璧な悪というものは存在しません。
世の中には様々な争いがあります。
戦争も、正義と正義のぶつかり合いなのです。
そして、勝ったほうが正義になるのです。負ければ悪になります。
そして作られた権力が正義を正当化し、もう一つの正義を悪と定義づけます。
更には、権力を使ってその価値観を下の世代に植え付けます。
そうするとそれが当たり前になります。
それが今の世の中です。
怖いですよね。
自分が今まで間違っていると考えていたものは他の人から見れば正義なのだから。
結局は数が勝ちますね。
民主主義と言ったって、少数派は、少数派でしかないのです。
それが世の中のスタンダードにはなりません。
今世界を牛耳っているのは、アメリカでしょう。
しかし、将来、人口が増えるのはどこでしょうか。
中国、インド、イスラム教国家、その次はアフリカでしょうか。
今は、アメリカが均衡を保っています。
最近はそうも言えなくなっていますが。
しかし、中国人は世界中に出ていき、増えています。
イスラム教国家の人も、ヨーロッパに難民としても増えています。
将来的には、ヨーロッパはイスラム教の人が大多数となると予想されています。
白人は少数派となるのです。
どうなっていくのかたのしみであり、不安ですね。