結果ではなくプロセスで嘘をつく。
ES等で、「大学生時代に頑張ったこと」を書く際に苦労した人は多いと思います。
そりゃそんな大仰な大学生生活を送った学生なんて一握りしかいませんからね。
・大学生活何もしてない。
・アピールできるエピソードがない。
・バイトしかしてない。
・サークルで遊んでただけ。
……
こういう学生によく相談されます。
その解決策がタイトルのとおりです。
「結果ではなくプロセスで嘘をつく。」
これです。
解説をしていくと、
まず、会社側は凄いエピソードを持っている人材がほしいわけではありません。
優秀な人材とは自分で考えて行動でき、入社後に結果の残せる人物です。
もちろん結果が有ればその人が力を持っていることはわかりますが、それがこれから先も優秀でいれるかどうかまではわかりません。
その能力が持続できるものではなく、その時たまたま上手くいったでは意味がありません。
なので、残した結果の背景を聞きます。なんでそれしたの?どうやったの?挫折は?大変だった点は?何を学んだの?等々。。
このような質問をすることで、その人物が優秀な人材なのか、入社後も活躍できる人材なのかを見極めるわけです。
結果が有れば勿論良いのですが、別に無くても構いません。論理的に考え行動することが出来れば、入社後は活躍してくれると確信してくれるからです。
なので、エピソードは本当になんでも良いです。
そのエピソードに対して深掘りをし、足りない部分は考え補っていく。これが結果ではなくプロセスを行う意義です。
またこれは他の就活生と差別化出来るというメリットがあります。同じようなアルバイトのエピソードが合ったとしてもそれぞれが何を考えるのかは自由です。どうすれば自分がよく見えるか考えて話を作ってください。
就活にウソを付くことに嫌悪感を持つ人もいますが、
「就活は自分という商品を会社に売りに行っている」
ということも忘れないでください。もちろん自分がやりたいことを実現するか、ワークライフバランスとか、ありますけど、この視点を忘れてはいけません。
また、この嘘はバレようがありませんからね。それにその時は体系的に考えていなかっただけで思い返してみれば結構考えて努力したな。。挫折もしたけど、学んで今はこうなったな。。とか結構気づきがあるはずです。
これは1人でやるよりも対話を通じて行うべきです。自分だけの視点だと狭いですし、一緒に頑張った仲間と話すことで忘れていた点。自分には見えなかった自分の長所にも気づくことができます。
私は多くの学生と面談し、多くの気づきを与えてきた自負がありますので、悩んでいる人は是非とも対話をしましょう。
学生がアハ体験をしている様を見るのは私も凄い嬉しくなります。1つ成長したなっているのが見えますからね。
疑問点等あればいつでも聞いてください。