なんで原油価格は上下するのか。
最近、原油の価格の下落が凄いですね。
ガソリンの値段も100円を切っているところが増えています。
なんで最近こんなに値段が下がってしまったのでしょうか。
簡単に説明します。
物の値段は需要と供給のバランスで成り立っています。
大きなトピックは2つで、
①中国経済の減速
②米のシェールガス
です。
まず、①ですが最近中国の景気が悪いです。
中国は言わずと知れた大きな市場でしたが、景気が減速し、今までほど原油が必要なくなりました。
これで需要が大きく減りました。
②は、米が原油をたくさん輸出するようになったということです。
シェール層には原油はありましたが、少し前までの技術では取り出すことが非常に難しかったのですが、
最近は技術革新によって採算がとれるようになりました。
だから多くの原油が市場に出回りました。
これらの理由によって、原油の値段は大きく下がりました。
少し前までは1バレル(米基準で約160リットル)が100ドルというのが相場でした。
しかし、今では30ドル付近をふらふらしています。
ということで、こういう理由で原油の価格は下がったわけです。
ちなみにまた、将来的には上がると予想されています。
この値段では、色んな所に歪みが生まれてしまっているからです。
そりゃ値段が7割減したら大変ですよね。
原油に頼りきってちゃんと施策を練ってなかったからアホでもありますけどね。
まあ、原油の価格はちょうどいいところに落ち着くでしょう。
一年後くらいには50ドル位かな。